シニアライフとは

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シニアライフとは

シニアライフ(Senior Life)の“シニア”(senior)は英語で高齢者を指し、“ライフ”(life)は生活や人生を示します。国連ではシニアを60歳以上、WHO(世界保険機構)では65歳以上と定めています。したがって、シニアライフとは、60歳~65歳以上の生活スタイルや生活環境を意味し、高齢者が幸せで健康的な生活を送るために必要な要素を指します。

心身の健康や友人との交流、快適な住環境、お金の計画、趣味や趣向、社会活動、年金など、人生のアプローチは多岐にわたります。シニアライフの多様性があり、個々のニーズや生活環境、理想と現実など、それぞれ人によって異なります。

高齢社会での意思決定に必要な情報と良質な選択肢の不足

高齢化に伴い人口構成の中心が現役世代から高齢者へと移り変わるとともに、社会で必要とされるサービスは変化し、高齢社会に特有の新たなサービスの需要が拡大しています。高齢化によって特に需要が高まる分野には、2000年の介護保険法施行を契機に本格的にマーケットが生まれた介護サービスや、高齢者の生活にまつわるリフォーム、高齢者食、葬儀といったサービスがあります。

こうした高齢社会に特有のテーマは、私たち一人一人の人生において発生頻度が少ない上、介護やリフォームのようにサービス選択に高い専門性を必要としたり、葬儀のように短期間での意思決定を求められたりする特徴があります。このため高齢者やその家族には、「親の介護をどうすればいいか不安」「安心して利用できるリフォーム事業者が見つからない」「十分に検討できないまま葬儀社を決めるのが心配」といった様々な困りごとが生じています。しかし、こうした困りごとに関する情報は質・量ともに不足しており、しかも整理された形で提供されていないという問題があります。

さらに、生産年齢人口の減少によって今後あらゆる産業で労働力が不足していく中、困りごとの解決に必要なサービスの供給自体が不十分となることも懸念されます。こうした背景により、高齢者やその家族が人生の様々な場面において意思決定をするために必要な情報と、より良い解決策につながる質の高い選択肢が不足し、高齢社会の生活にまつわる困りごとを解決することが難しくなると想定されます。

日本のシニアライフの変化と多様化

ここ何十年かの間で、日本人のライフスタイルは大きく変化しました。ご自身の若いころと現在とでは、ずいぶん生活が変わったと感じられているかもしれません。日本人全体のライフスタイルが変化したのと同様に、シニアの生活も大きく変化しています。ひと昔前よりもさらに、多様化しているのが現代のライフスタイルです。

実にさまざまなタイプに分けることができますが、大きく区分すると、シニアのライフスタイルには以下のような傾向が見られます。

閉じこもりがちなライフスタイル

関心ごとが少なく、流行などにも無頓着で、行動範囲が狭いタイプです。定年後のシニアというよりは、仕事中心で自身の趣味に関心の少ない50代後半に多いとされています。

余裕があり満足度の高いライフスタイル

金銭的に余裕があり老後の資金設計も十分で、現状の満足度も高いタイプです。金銭的な不安がなく、幸福度の高いライフスタイルといえるでしょう。70代以上、特に男性に多いといいます。

健康に積極的なライフスタイル

それなりに余裕があり、健康や美容に関心が高く、さまざまなことに興味を持つタイプです。行動派で女性に多いとされています。

将来に不安も残る積極型のライフスタイル

ほかのどのタイプよりも意欲的、活動的で、人との交流が盛んな人も、将来の生活に経済的な面で不安を抱えているタイプです。働くシニアに多く見られます。

不安型のライフスタイル

人との交流が少なく、将来の経済的な不安を抱える人が多いタイプです。ほかのタイプと比べて単身者や60代前半未満の女性に多いとされます。

理想的なシニアライフスタイル

多様化したシニアのライフスタイルにはさまざまなものがありますが、自ら進んでそれぞれの生き方を選択しているとは限りません。理想とは異なるライフスタイルを送る方もおられます。それでは理想の生き方とは何か。参考として、一般的に理想とされるシニアのライフスタイルを紹介します。

経済的な余裕がある

多くの人は経済的なゆとりがある老後を理想としています。人生100年時代といわれる現代。健康寿命が延び、退職後の人生も長くなっているからこそ、経済的な不安要素はできるだけ取り除いておきたいものです。

悠々自適で話し相手のいる生活

特に65歳以上のシニアでは、時間に追われない悠々自適な生活、話し相手のいる生活を望む人が多いといいます。仕事に育児に、さまざまなしがらみから解放される時期だからこそ、自由に過ごしたいと願う人が多いのでしょう。

健康でいる

悠々自適な生活も健康が維持されてこそ理想どおりに実現するもの。健康に過ごしながら生きがいとなるものに取り組みたい、いつまでも若々しく見られたいと、健康的なライフスタイルを理想とするシニアは多いです。

理想のライフスタイルを送るためにできること

経済的にゆとりがあって、健康で悠々自適、人との交流があるライフスタイルを理想にするシニアは多いようです。しかし、いくら理想をもっていても実現できるかどうかは別の話。理想のライフスタイルを送るために今からできることは何でしょう。大切なのは、早い段階で健康やお金に目を向けることです。

健康の自己管理をする

老後の健康は、日々の生活習慣が大きく関係します。これまで以上に、バランスの良い食事を摂るようにする、運動を適度に取り入れる、休めるときはゆっくり休むなど、健康を意識した生活を送り、自己管理を徹底するようにしましょう。また、健康は体だけでなく心も健康であることが大切です。心が疲れないようにご自身の状態を知って、心の負担を軽くするような工夫もしていく必要があるでしょう。

お金の自己管理をする

2016年の平均寿命は、男性89.98歳、女性87.14歳。今後も日本の平均寿命は延び続けると予想されています。2050年の予想は、男性84.02歳、女性90.40歳です(出典:「平成30年版高齢社会白書」平均寿命の推移と将来推計より、内閣府)。全体的に寿命が延びていることもあり、長い将来を見据えた資金設計が重要性を増しています。年金や定年後の収入で何とかなると簡単に見とおさずに、必要な分をしっかり貯蓄しておくことが大切です。

特に多くのシニアが理想とするゆとりのある生活を目指すなら、将来の生活資金だけでなく、自己実現のための資金分も加算してお金を用意しておく必要があるでしょう。

アクティブシニアのライフスタイル

ここまで理想的なシニアのライフスタイルについて紹介しましたが、理想的な第二の人生といえば、アクティブシニアの生き方にも近年注目が集まっています。そもそもアクティブシニアとは何か、ライフスタイルにはどのような特徴があるのでしょうか。アクティブシニアのライフスタイルについてまとめましたので、今後の参考にしてみてください。

アクティブシニアとは

アクティブシニアとは、だいたい65~75歳の団魂の世代を指すことが多いです。しかし前期高齢者のすべてがアクティブシニアというわけでなく、特に活動的で意欲の高いシニアを指します。日本の高度経済成長期に青春を迎えた人が多く、消費や健康意識に対する傾向が特徴的です。

アクティブシニアの消費傾向

アクティブシニアは、現役時代、消費を引っ張ってきた世代でもあります。そのため、第二の人生を楽しもうと、趣味や旅行、ショッピングにお金をかける傾向が高いです。

アクティブシニアの健康志向

活発なライフスタイルを続けるには、健康を維持することが大切です。そのため、活動的なアクティブシニアの健康意識は高く、健康食品など健康志向の消費も見られます。また、健康食品やグッズだけでなく、スポーツなど体を動かすことの意識も高いです。

アクティブシニアの生活

日常の意識だけでなく、普段のライフスタイルにも、アクティブシニアらしさが表れています。特に顕著なのが、自分の価値観に基づいて行動し、興味があることには積極的に参加していることです。

自分の価値観を大切にするアクティブシニア

高度経済成長期を強く生きてきたアクティブシニアは、定年後も夢や目標を持つことを忘れず、自分の価値観や信念を強く持って行動します。実にハツラツとした生き方で、これからのライフスタイルに悩んでいる方にとって人生の楽しみ方の参考になるでしょう。自分の目標や夢のためにお金を使い、さらに人生を充実させている人も多いです。

興味のあることに取り組んでいる

ただ思い描くだけでなく、実際に行動にうつして自己実現している人もアクティブシニアのライフスタイルの特徴といえるでしょう。趣味や旅行など楽しいと思うことに積極的な人もいれば、自分の経験やスキルなどを次世代に伝えたい、誰かの役に立ちたいと考える人も多く見られます。いずれも思い立ったら、実際に行動にうつすのがアクティブシニアの特徴です。

ロングライフで自分に合ったライフスタイルを送ろう

元気なうちから入居ができるロングライフの住宅型有料老人ホームは、アクティブシニアの方にもおすすめです。さまざまなイベントが開催されるので、刺激のあるセカンドライフを楽しむことができます。医療機関との連携で、介護が必要になったときも安心です。

また、入居者様がもっと元気に輝けるよう、ロングライフでは「ヘルス&ナチュラルビューティ」の新しいコンセプトを立ち上げました。ヘルス部門、スポーツ部門、ビューティ部門の3つの分野でシニアのライフスタイルを応援するプロジェクトで、3人の有識者監修のセミナー、ヘルスプログラムなどを提供しています(※なお、ヘルス&ナチュラルビューティは、2020年3月にはじまったプロジェクトのため、一部対応していないホームもあります。今後、全ホームで展開する予定です)。

ロングライフで、自分に合った、自分好みのライフスタイルを実現してみませんか。

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